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日本農地の荒廃。

阿武町のこと

こんにちは、阿武町でネギ農家を営んでいる明楽農園です。

近年、農業人口の減少が止まりません。

阿武町も例外ではなく、高齢化、コメ価格の下落により離農する農家が増えてきています。

あと10年もすれば農業人口は半分になります。

農業への補助金投入等いろいろ意見があるとは思いますが、食糧確保は国の最重要課題と思います。

主要欧州では、農業所得に対する補助金の占める割合90%、野菜等でも30~50%。

フランス・イギリスの大規模穀物経営に関しては100%を超える補助措置。

米政府の農産物の買取措置、その買い取った農産物を、食糧を買えない人に再分配。

(鈴木宜弘・農業消滅より)

農業は国家安全の最重要部門としての位置づけです。

 

日本ではどうでしょうか?

民間団体の炊き出し、子ども食堂。

特にコロナ禍を含め最近、農産物が手に入りづらくなっていませんか?

昔は直売所で気軽に買えてたジャガイモや玉ねぎはどうですか?

日本では、カロリーベースの自給率38パーセント。

戦後(1946年)の混乱期でも88%を超えていたことを考えると、その異常さが際立ちます。

明楽農園では、一貫して海岸地区の農地を荒らさないことを理念に掲げ活動してきました。

この年始から新たに3haの農地を管理します。

私たちもできる限りのことはしていくつもりですが、限界もあります。

果たして、このままの状態でいいのでしょうか?

 

すみません、心の声が思わず漏れてしまいました。

 

今年から、無農薬の小麦とジャガイモ、玉ねぎにも挑戦します。

ご近所さんの要望です。

この小麦を使って、孫が食べるこだわりパンを焼きたいそうです。

 

芋の畝立て機です。

2年間、お小遣いをためて買いました。